浦和レッズMF長沢和輝(25)が、日本代表初選出から一夜明けた1日、さいたま市内で約1時間半のチーム練習に参加後「小さい頃からの夢。素直にうれしい」と笑顔を見せた。今季、浦和に加入も、約8カ月間ほとんど出番はなかった。「試合に出られなくてもチームに貢献することを考えていた」と腐らずにアピールを続け、シーズン途中に堀監督体制になってからチャンスをつかんだ。「(長沢を)見たのは4、5試合」というハリルホジッチ監督をうならせ、一気に日本代表の扉まで開いた。

 チームはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に駒を進めている。代表のベルギー戦が14日にあり、18日のアルヒラルとの第1戦(サウジアラビア)を前にチームに合流できるのは最速2日前という過密日程。浦和からは主力5人が選出され、日本勢9年ぶりの優勝へ負担は増した。長沢は「守備をしっかりやって、ボールを持ち運んで点にも絡むストロングポイントを見せたい」と力強く語った。