ブラジルは日本の練習前にスタジアムで体を動かした。ネイマール(パリサンジェルマン)やガブリエルジェズス(マンチェスター・シティー)ら強力攻撃陣がリラックスした雰囲気でパスゲームをし、その後は非公開で最終調整した。

 チチ監督は記者会見で時折笑みを浮かべるなど余裕を漂わせ、先発11人を公表した。

 ネイマールの起用を明言し、故障のコウチーニョ(リバプール)に代わってビリアン(チェルシー)を前線に配置するという。

 主将を務めるビリアンは「ピッチで集中することが最も大事。日本は組織的でスピードがある」と油断を見せなかった。

 圧倒的な攻撃力だけではなく、昨年6月のチチ監督就任後は守備面も整備して南米予選で無類の強さを示した。隙のないチームが日本の前に立ちはだかる。