なでしこジャパンはアジア杯1次リーグ第2戦の韓国戦を翌日に控えた9日、試合会場となるアンマン国際スタジアムでシュート練習や紅白戦などで約1時間汗を流した。

 韓国に勝てば、出場8カ国中5位までに与えられる19年W杯フランス大会の出場権獲得と1次リーグ突破(4強入り)が決まる。高倉麻子監督(49)は「ぜひ勝って決めたいなという風に思いますし、1戦目で勝つことができて、選手の雰囲気もいい。もちろん韓国も、ずっとライバルとして戦っているので、簡単には勝たせてくれないとは思いますが、チームの力をすべて出し切って勝ちたいなって思います」と意気込んだ。

 日本の初戦となった7日のベトナム戦後、韓国がオーストラリアに0-0で引き分けた試合についての感想も明かした。「韓国は豪州をゼロに抑えたところから見ても、守備的にはすごく堅守。強いものがあるので、そこをいかに攻撃陣が崩せるかというところだと思う」。その中で、韓国のエースMFチ・ソヨンを警戒し「チ・ソヨンから出る一撃必殺のパスがあるので、その辺をしっかりディフェンスが対応してゼロに抑えることができれば、勝利は見えてくるかなと思います」と話した。

 また、アンマン国際スタジアムのピッチについても言及し「ちょっとボコボコしていて、このあいだ(第1戦)の芝とは全く違う感じ。(芝が長く)ボールが動かなかったけど、ここはボールがちょっとはねるという感じ。あまり日本にとって有利とは思いませんけど、どちらも同じ条件なのでやるだけです」と話した。