サッカー日本代表の西野朗監督(63)が14日、事実上の第1次選考、予備登録35人を選出し、国際サッカー連盟(FIFA)に登録した。

<ワールドカップ予備登録Q&A>

 (Q)予備登録メンバーの人数はなぜ35人なの?

 (A)14年ブラジル大会までは30人だったが、各国連盟や協会からFIFAへ多くの要望があったことで今大会から5人増えた。国内スケジュールが過密になっており、けがのリスクが高まり、選手がいい状態を保つことも難しくなる。本大会にできる限り万全の状態で臨みたいという各国の意向があったとみられる。

 (Q)なぜ35人は公開されないの?

 (A)公開するか否かは各国連盟、協会の判断にゆだねられている。韓国協会が14日に予備登録メンバーを発表するなど、公開しているチームは多い。西野監督は非公開の理由について「シーズンは国内外で続いているし、動揺を避けたかった」と話し、各クラブに及ぶ影響に配慮した。

 (Q)35人に入らなかった選手はW杯には出られないの?

 (A)基本的には出場できない。FIFAが6月4日を期限に定める最終メンバー23人は、予備登録された35人の中から選ばなければならない。ただ23人の中にけが人が出た場合には各国の大会初戦の24時間前まで入れ替えが可能で、35人のリスト外から選んでもよい。