日本サッカー協会が18日、都内で会見を開き、ワールドカップ・ロシア大会壮行試合ガーナ戦(30日・日産ス)の日本代表メンバー27人を発表した。西野朗監督(63)は、今回の27人のメンバーから、基本的には最終メンバー23人を選ぶ考えを明らかにした。

 西野監督は冒頭で「14日に国際サッカー連盟(FIFA)へ、ラージメンバー35人を伝え、月末のガーナ戦27名を発表しました。当初のラージを出した14日から2名、選考できない…コンディションによるものですが、33名の中から27名発表させていただきました」と、コンディション面で2選手、選考から外したことを明かした。

 その上で「海外がシーズン終盤、国内は過密な中で試合をこなす…刻々と選手の状態が変わっていく中で、メンバーも日々、変えざるを得ない。高いパフォーマンスの選手。実績、経験値のある選手。最高の状態になる選手…想像を働かせながら見ていった選考。残念ながら外れた…本日、入ってもらいたかった選手も今日、外さざるを得ない状態の選手もいる」と選考理由について説明した。

 ロシアでの本大会メンバーについて「基本的には27名の中からという考えは持っております」と断言。その上で「30日にガーナ戦がありますから、それ以前のキャンプの状況で、バックアップの選手は準備していただきたい。ゲームの後の状況で入ってくる選手も考えられる。ガーナ戦がロシアへの第1歩というのは間違いない。基本的に27名からという考えです」と、合宿とガーナ戦で故障者が出るなどした場合、今回、選考から漏れた選手を追加招集する可能性を示した。

 また「あくまでもガーナ戦に向けてのメンバーであり、21日からキャンプをスタートしますけども国内外のスケジュールによって、全体そろってスタート出来るわけでもない。25日に全員そろう…その予測も正確に取れるわけじゃない。週末に国内の最後の試合もある。追加招集も当然、キャンプ中に考えられる。最終的な6月4日に提出するという選手だけじゃない。27名、いい状態で21日に加わって欲しいということで発表させていただきます」とも語った。【村上幸将】