U-19日本代表のロシア遠征メンバーに選ばれた17歳プロのFC東京MF久保建英、FW原大智(19)が12日、東京・小平のグラウンドで取材に応じた。

 緊張した面持ちの久保は「呼んでもらってうれしいです。全力で臨んで、次につなげるようにしたいです」と言った。

 現地ではA代表との練習も予定されており、久保は「まだ何も聞かされていません。ただ、試合も、試合以外も貴重な経験です。ひっくるめていいものにしたいです」と、慎重にコメントした。

 現地ではちょうどW杯開催期間中となる。「W杯でいい成績を経て、移籍する選手もいるので、ひとりのサッカー選手として、今年はどの選手が注目されるのかが見どころです」と言った。

 原はロシアの印象について「でっかくて、寒い、ですかね」と言って豪快に笑った。将来のW杯について聞かれると「どの年代になるかわかりませんが、W杯に出るだけでなく、点を取れる選手になりたいです。監督からは大迫選手や武藤選手など同じポジションの代表選手を良く見るように言われました」と言った。

 U-19日本代表は17日から28日の日程で、A代表がベースキャンプを張るカザンに滞在する。同じ施設内で生活し、W杯1次リーグの最終節までA代表の練習をサポートするほか、現地で強化試合も行う。