U-20女子ワールドカップ(W杯)で優勝した女子U-20(20歳以下)日本代表のヤングなでしこの選手21人が26日、帰国し、都内で優勝報告会見を開いた。

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(60)は「ここに並ぶ世界大会のカップとともに、さまざまな個人賞をいただいたのはうれしいですが、何よりうれしかったのはフェアプレー賞を取ってくれたこと」と笑みを浮かべた。

田嶋会長は「『育成日本復活、世界基準へ』を合言葉にやっていますが、それを具現化してくれた選手、スタッフには感謝したいと思います」と池田太監督(47)と選手に感謝した。その上で「来年は女子ワールドカップ、2020年は東京五輪、23年には女子のW杯を開きたいと手を挙げております。中心になる女の子が世界チャンピオンになったのは後押ししてくれるということ」と強調した。

また、W杯ロシア大会で16強に入った日本代表が、フェアプレーポイントで1次リーグを突破したことに触れ「突破できたのはフェアプレーのおかげだと思っています」とも言及。フェアプレーが、日本代表が世界で戦う上での武器であることも強調した。【村上幸将】