日本代表の森保一監督(50)は6日、味スタで行われたJ2東京ヴェルディ-ヴァンフォーレ甲府を視察した。

東京VにはU-21日本代表として、9月のアジア大会でボランチとして粘り強いプレーで準優勝の原動力となったMF渡辺晧太(19)が所属している。渡辺はこの日もボランチで精力的な動きを見せたが、前半に1枚目のイエロー、後半に2枚目のイエローカードで退場処分となった。

森保監督は視察を終えて、渡辺のプレーに言及。「いいプレーをしていたと思う。球際を強く、自分のミスを取り返そうという動きだった。キレもあり、責任感があって、悪いことではないが、2枚目で退場は残念」と、慎重に言葉を選びながら評価した。

12日からパナマ、ウルグアイとの国際試合を控えている。パナマ戦が行われる新潟は台風25号の影響を受ける可能性が強く、森保監督は予定を早めこの日新潟入りする考えを示した。「これから行きます。別に悪いことをしているわけではないですから」と、笑顔を浮かべた。

また、マルセイユのSB酒井宏樹の負傷に関しては「ドクターから報告は聞いています。今のところ、交代は考えていません」と、入れ替えを否定。さらに鹿島のCB昌子源が一部練習メニューに復帰したことについても把握しており「ちょっとずつ良くなっていると聞いています。早く試合ができるよう、コンディションが戻ることを願っています」とし、幅広く情報を集めていることを感じさせた。