U-19日本代表は8日、来年のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会の出場権がかかる、U-19アジア選手権(18日開幕、インドネシア)へむけた事前合宿を千葉・東金市で開始し、影山雅永監督(51)らスタッフと選手23人が同市による歓迎セレモニーに参加した。

セレモニーは同市の練習グラウンドで行われ、詰めかけたファン約100人が見守る中、鹿間陸郎市長らが花束や記念品などを贈呈した。影山監督はグラウンドの良好な芝などを称賛しつつ「4日間、最高の準備をしていきたい」などとあいさつ。16年に続く、同大会2連覇を誓った。

練習初日は選手のコンディションを合わせるため、直前のリーグ戦に出場していた選手らはランニングやストレッチなど軽めのメニューで調整。練習後に取材に応じた影山監督は「再び集まれた喜びと、ここから日本を背負って共に戦える楽しみなどが選手の笑顔に表れたと思う。何を目指し、覚悟を持って戦うのかは選手はわかっている」と練習を振り返った。

7日にU-16日本代表がU-16アジア選手権で6大会ぶり3度目の優勝を果たしたことにも刺激を受けており「『U-19もこれに続いて』というメッセージをもらっているし、この躍進の流れに乗っていきたい」と意気込んだ。

大会のあるジャカルタではつい最近まで東京五輪世代のU-21日本代表がアジア大会を戦っていた。現地の状況などの情報共有も行っていると明かし「スタッフは縦の連携がとれている。参考にしながら、バタバタせずに対応していきたい」と話した。

日本での4日間の合宿でばらつきのある選手のコンディションをそろえるといい、12日からは暑熱対策などで開催地ジャカルタに近いマレーシアでも合宿を行う。U-19アジア選手権には16カ国が参加し、4組に分かれる1次リーグで、前回大会覇者で2大会連続のW杯出場を目指す日本はB組で北朝鮮、タイ、イラクと対戦。各組上位2チームが準々決勝に進み、上位4チームに出場権が与えられる。