12日の国際親善試合日本-パナマ(デンカS)でA代表デビューを果たし、3-0での完封勝利に貢献した東京五輪世代のDF冨安健洋(19=シントトロイデン)が一夜明けた13日に新潟市内で行われた練習に参加。ランニングなどで回復につとめた。

4バックで臨んだパナマ戦はセンターバックの右に入ってフル出場。188センチの長身を生かして競り合いに勝っただけでなく、攻撃の起点として積極的に前線へ縦パスを送るなどたくましくプレーした。「常にDFラインは槙野さんとも連係したし、声もかけ合っていた。継続していきたい」と話した。

セットプレーではCKからヘディングで得点を狙う機会もあったが、ゴールにはつながらず。「点を取れるようにならないといけない。課題です」と、はね返すだけでない空中戦の強さが今後さらにスケールアップするためのポイントだと語った。

ゴールキックの競り合いに誰が入るかなど、細かいコミュニケーションの部分でも深化させられるところを多く感じた。それでもワールドカップ(W杯)出場組もパナマを完封し、十分な戦力であることを自ら証明した。「これがスタートです。まだ1試合やっただけなので」。謙虚な言葉で、先を見据えた。