日本代表が14日、埼玉県内でウルグアイ戦(16日・埼玉)に向けた練習を行った。MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)は、DF長友佑都(32=ガラタサライ)らワールドカップ(W杯)ロシア大会組との融合がテーマとなる中「誰が出ても、いいサッカーを見せられる可能性は高いと思っている。誰が出ても、同じように楽しくサッカーしたい」と笑みを浮かべた。

中島は、国際サッカー連盟(FIFA)ランク5位の強豪・ウルグアイとの対戦を前に胸を躍らせた。「自分たちらしく、みんな楽しくサッカーをすれば、いいサッカーになると思う。そういう試合を常にやっていきたい。取られるのは良くないことですけど、それを恐れて、いかないのは良くない。とにかくゴールを奪えるプレーをしていきたい。個人的には面白いサッカーを見せたい」。

脳裏には、3-0で快勝した9月11日の森保ジャパン初戦・コスタリカ戦がある。「相手も違うから、また違う試合になると思うし。でも、あの試合は出ていた選手全員が楽しんでいた試合だと思う。そういう試合を、常にやっていきたい。良い内容のサッカーを見せたい」と「楽しむ」という言葉を繰り返した。

報道陣からは、ロシア組との融合、特に左サイドでポジションが前後する可能性が高い長友との連携の構築について質問が飛んだ。中島は、まず「、すごく一緒にやっていて楽しかったし、やりやすくしてくれた」と、コスタリカ戦でともにプレーした佐々木翔(29=サンフレッチェ広島)について語った。その上で、長友との連携について「試合で自然と出てきますし、難しく考えることはない。迷わないでやりたい」と語った。

13日には、新潟から埼玉に移動後全23選手で焼き肉店を訪れた。そのことに話を向けられると「チームが1つになる貴重なこと。個人的には食べ過ぎないように注意した」と笑みを浮かべた。その理由を聞かれると「胃もたれするんで…年、取ったんで」と苦笑した。

この日の練習では、先頭で走る一幕もあった。珍しいことで心境の変化があった? と聞かれると「たまたまです。そんなに位置とかは、こだわりないんで。そういう雰囲気だったので…心境の変化ではない。ポルティモネンセでも、たまに…」と笑った。

そして最後にウルグアイ戦に向けて「すごく良い相手。誰が出ても、ホームなのでいいサッカーをして勝ちたい。面白いサッカーを僕は見せたい」と抱負を語った。【村上幸将】