フローニンゲンのクラブハウスを訪ねた。卓球台が置いてあり、壁には堂安のパネルが掛かっていた。堂安はクラブの人気者で、取材中もチームメートが通る度に「Ritsu!」と声を掛けられる。堂安も英語で受け答えし、すっかりなじんでいる様子だった。

英語は週に数回、家庭教師をつけて勉強したという。だがそれ以上に「チームメートに教えてもらったことは大きかった」。インスタグラムに英語で投稿し、仲間に「文法が合ってるか確認してもらっていた。それで意思疎通も図れた。今では練習終わったら仲間の家に行って、ご飯をごちそうしてもらったりしている」。どこでも愛され、積極的な性格はガンバ大阪時代と変わっていなかった。