森保一監督(50)にとってはアジアの難しさを痛感した1勝だった。0-1で前半を終える想定外の事態。それでも経験ある大迫の2発で逆転し、20歳のMF堂安が追加点。PKで1点差とされるも、ノルマである勝ち点3を手にした。試合後の指揮官に笑顔はなし。

眉間にしわを寄せて「なんとかなったという感じ。これがこの大会の難しさ」と振り返った。昨年12月のメンバー発表後、相次ぐ負傷離脱で、選手がそろって練習できたのは6日から。万全ではない中、「すべての部分で改善、成長しながら勝っていく。次のオマーン戦に向けても最善の準備して、ベストを尽くす」と先を見据えた。