開催中のサッカー・アジア杯UAE大会で、日本は21日午後3時(日本時間同8時)から、決勝トーナメント1回戦で強豪サウジアラビアと対戦する。森保ジャパンと中東の雄の顔合わせは、アジアの好カード。注目のポイントは。

ともに1次リーグ最終戦から中3日で迎える一戦は、中東特有の昼の暑さも予想され、コンディション面で日本が優位か。主力のDF吉田、長友、MF南野らが17日のウズベキスタン戦では温存され休養十分。一方のサウジアラビアは8人もの選手が3試合すべてに先発し、疲労も蓄積しているはずだ。吉田は「0-0でもいいので我慢して、相手の集中が切れる後半に勝負する」と話している。

サウジがボールを保持し、日本がカウンターを狙う試合展開も十分に予想される。今大会のサウジは1次リーグ3試合で平均71・3%という高いボール保持率を記録。そのパスサッカーの中心が守備的MFのオタイフ(背番号14)で、中盤の底、いわゆるアンカーの位置から前後左右にパスを配球する。日本にとっては、そこが「狙い所」か。今大会の南野は運動量が最後まで落ちず、前線からの献身的な守備も光る。奪取した勢いそのままにゴールへ迫りたい。