日本は21日のサウジアラビアとの決勝トーナメント1回戦から中2日。対するベトナムは中3日。疲労回復の面では差がある。

ただ、ここまでのベトナムは先発メンバーをほぼ固定して戦い、4試合すべてに先発した選手が8人もいる。20日のヨルダン戦では120分間で決着をつけることができず、PK戦の末に勝ち上がった。日本は4戦すべてに先発は1人もおらず、日程面の不利は言い訳にはできない。

ベトナムのFIFAランキングは100位で、50位の日本から見れば格下。油断は禁物だが、試合展開としては日本の方がボールを保持する時間が長くなりそう。ベトナムの朴恒緒監督は「守備的なサッカーが悪いとは思わない」と5バックの布陣で粘り強く戦うつもりだ。1トップのFWグエン・コン・フォンのスピードには注意が必要だが、サウジアラビア戦とは違い、パスをつないで主導権を握りたい。