日本代表のバヒド・ハリルホジッチ元監督が、日本サッカー協会の田嶋幸三会長と日本協会に慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟を、ハリルホジッチ氏側が取り下げたことが10日、分かった。

関係者によると、同日、東京地裁で非公開で行われた弁論準備手続きの席上、ハリルホジッチ氏の代理人弁護士から、同氏の意向が伝えられたという。

この日、ハリルホジッチ氏は公式サイトで次のようにメッセージを発した。

「この度、私、ヴァイッド・ハリルホジッチは、公益財団法人日本サッカー協会に対する法的措置を取り下げる事を決意致しました。私は現在、自らのサッカー監督としての責務に真摯に向き合っており、従って私は自分の未来への挑戦に専念すべきだと考えました。

そして私は、SAMURAI BLUEの2018 FIFAワールドカップロシア大会出場の達成に向けて、私の元で戦ってくれた全ての選手、スタッフたち、また、その目標のために監督としての私の力量を信じてくださった全ての日本の皆さんに、特に感謝の弁を述べたいと思います。監督在任中、絶えず私を支えてくださった日本のサッカーファンの皆さん及び素晴らしいホスピタリティを提供してくださった日本の皆さんのことを私は一生忘れることはないでしょう。

最後に、この決断をするにあたり、私を支えてくれた大切な私のフランス及び日本の友人たち、並びに担当してくれた弁護士に対して感謝の気持ちを伝えたいと思います

ヴァイッド・ハリルホジッチ」