日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク7位)はW杯初戦でアルゼンチン(同37位)と対戦し、0-0で引き分けた。

試合序盤から体格で勝る相手のボディコンタクトに苦しみ、目立ったチャンスをつくることができないままスコアレスで前半を折り返した。後半に入るとサイドを起点に徐々に攻撃に厚みが出るようになり、5分にはFW横山久美のミドルシュートをGKがはじき、こぼれ球をFW菅沢優衣香が狙うも惜しくもゴール左に外れた。

1点が欲しい日本は12分に横山に代えてFW岩渕真奈を投入。5月2日のリーグ戦浦和レディース戦で右膝を痛めて以来、約1カ月間、実戦復帰していなかったエースを送り出し、勝利をつかみにいく。

29分にはMF中島依美に代えてチーム最年少の19歳FW遠藤純を投入し、最後まで攻め続けた日本だったがゴールを割ることができず、試合は終了。1次リーグで戦う3カ国の中で最もFIFAランクの低い相手から勝利を奪えず、痛い引き分けとなった。

これでアルゼンチンのほか、イングランド、スコットランドと同じD組の日本は1戦目を終え、フェアプレーポイントの差で3位となった。次戦は14日にフランス・レンヌでスコットランドと対戦する。