日本サッカー協会(JFA)元国際委員の北山朝徳氏が18日に居住するアルゼンチン・ブエノスアイレスの病院で肺がんのため72歳で死去したことをうけ、日本代表は喪章をつけてウルグアイ戦のピッチに立った。

北山氏は47年(昭22)生まれ。拓大卒業後に単身でアルゼンチンへ渡り、70年に運送業と旅行代理店業を営む「トーシン」を設立。78年ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会で日本のサッカー関係者と出会ったことを機にJFAのサポートをするようになり、南米サッカー連盟とのパイプを構築。南米各国に遠征する日本チームのサポートや南米のチームを日本に招く際の交渉役を担い、約40年にわたってJFAの国際委員として多大に尽力した人物だった。