サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク7位)は決勝トーナメント1回戦でオランダ(同8位)と対戦し、1-2で敗れ、3大会連続のベスト8進出を逃した。FW岩渕真奈をはじめ選手たちは悔し涙を流した。

・FW岩渕真奈

悔しいです。チャンスの数もあったが負けは負け。しっかり受け止めて、次(の試合は)ないが、(今後)頑張りたい。得点シーンは良かったが結果が結果なので。本当に難しい大会ではありましたが、このメンバーで、こういう終わり方になり悔しい。

・MF長谷川唯

ここまでチームに貢献できていなかった。その分、ここに来られなかった人のためにもと思ってピッチに立った。こういう結果で残念。(得点は)複数人が絡むいいゴール。ただ結果が出てない。それが全て。一発勝負に勝つにはまだまだ。結果を出せなくて申し訳ない。

・FW菅沢優衣香

前半大きなチャンスを外した。悔しい。チーム全員で最後まで全力で戦った結果。受け止めて次に向けてやっていくしかない。試合重ねるごとに、人数をかけたバリエーションある攻撃ができるようになった。今日も出せたが最後決めきることができなかった。若い選手たちも自分たちを追い越す気持ちでやってチームは成長している。

・DF鮫島彩

まだまだこのメンバーで戦いたかった。結果は残念。やれることはやってのぞんだ。結果は受け止めたい。前半ペースをつかめなかった。後半も勝負どころで相手に持っていかれた。まだまだ伸びしろはある。抑えても最後にやられたらこういう結果。胸を張って成長してきたことはいいたい。世界で結果を残すには足りないとこだらけだが。

・DF熊谷紗希

チャンスはあった。PKは起こりえること。結果を出せなかったことは悔しいが、チームは誇り。このチームの最後にはしたくないと思った。失点ゼロでいこうと。自分たちのサッカーはできたが、結果がついてこなくて残念。世界で勝つには足りない。何かが足りない。ここを目指す人のためにも、もう少し長くいたかった。ここで終わって申し訳ない。

・GK山下杏也加

90分通して選手は気合が入っていた。後ろから見ても負ける気がしなかった。ああいうセットプレーとPKで失点。崩されてはいないが、それで負けてしまったことが、自分も2失点が止めきれなかったのが、自分の無力さかなと思う。前から足を止めずに守備をしてくれたので、その分後ろも楽になった。(PKは)会場に行く前に相手選手のPKのデータは頭に入っていたが、この舞台で決められる相手と止められなかった差は大きいなと思った。またこのピッチに戻ってきて、驚かせるような日本のサッカー、自分のプレーを表現をしたい。

・MF三浦成美

4年後、また強くなって戻ってきたい。決めきる力でいうと、(今回は)チャンスもあったので、そこを決めきれていればというところはほかの国との差かなと思う。(個人的には)個人の強さだったり、チームが苦しいときにゲームを読む力、自分が何か変えられる選手になりたい。この悔しさを忘れずにまずは来年、オリンピックに出て、いろんな人に恩を返せるように頑張りたい。

・MF籾木結花

今まで積み上げてきた8年間、なでしこの歴史を自分たちが壊してしまわないように、ここで負けたことを次につなげて、来年のオリンピックや、ワールドカップで必ず世界一になれるようにもっと練習していきたい。自分のゴールでチームを勝利に導くことを意識して入ったが、これがワールドカップだし、自分の実力かなと感じた。自分がけがをしたというのは、これも自分の実力。もっとこのチームでプレーしたかった。過去に大会を経験してきた先輩たちと、またワールドカップを掲げる目標をしてきた中で、上の人たちの夢を自分たちが壊してしまうのは悔しい。上の人たちに「次頑張れよ」と言われると申しわけなくなる。自分たちは4年後勝たなければならない宿命があるし、そこに向けて頑張りたい。