サッカー日本代表は6日、22年W杯カタール大会アジア2次予選の初戦ミャンマー戦(10日)の開催地ヤンゴンに向けて、千葉・成田空港から出発した。

FW大迫勇也、MF南野拓実や18歳MF久保建英がスーツ姿でチェックインエリアに到着。カメラマンのフラッシュを浴びながら、ファンや利用客に笑顔で手を振る選手もいるなど、リラックスした表情で出国ゲートへ進んだ。搭乗便が遅延したため、予定時刻の1時間17分後に離陸。森保一監督(51)にとって初となるW杯予選へ飛び立った。

前日5日は、国際親善試合キリンチャレンジ杯(カシマ)でパラグアイに2-0で快勝。今夏の南米選手権8強メンバーが約半数いた難敵を下し、予選へ勢いを増した。同日、一足先に予選の初戦を迎えたミャンマーは敵地でモンゴルに0-1で敗戦。

森保監督は「(分析スタッフに)見に行ってもらって連絡は受けたけど、細かいところまでは」とした上で「これまでの強化試合は見た印象としては、チームとして組織的に戦えていると思う。いい守備から、攻撃陣にクオリティーを持っている選手がいて、鋭いカウンターを仕掛けられるチーム」と気を引き締めた。

初のアジア予選を前に「あえて不安材料は?」と質問されると「不安材料は自分たち次第。相手を見下すつもりはないし、甘く考えるつもりも全くない。我々がどれだけ、いい状態で力を発揮できるか」と断言した。

「理想の展開…昨日のように、いい入りをして先制点を奪って、無失点に抑えながら追加点を取っていければいいが、思い通りにいかないことを覚悟して戦わないといけない。いら立ったり、集中力が切れたりしないよう、したたかに相手をたたければ。これから選手に伝えながら戦いに臨みたい」と抱負を語り、決戦の地へ向かった。

コンディションに問題があったGKシュミット、MF伊東も離脱することなく、チームに同行した。