日本代表と東京五輪世代のU-22(22歳以下)日本代表の森保一兼任監督(51)が、6日間で6000キロ超えの大移動で最大3試合の指揮を執る。

日本サッカー協会(JFA)は26日、11月17日のU-22日本代表の国際親善試合キリンチャレンジ杯(Eスタ)の対戦相手が同コロンビア代表に決まったことを発表した。森保監督は協会を通じ「我々にとって個の力、チームの力を上げる貴重な強化の試合になる」とコメントした。

3日前の14日にはA代表を率い、敵地でW杯アジア2次予選キルギス戦に臨む。帰国してすぐの五輪代表の試合も指揮を執る方向で調整を進めており、実現すれば国内で五輪代表を指揮するのは初となる。そして2日後の19日には再びA代表の監督として、大阪で親善試合ベネズエラ戦(パナスタ)をこなす。

キルギスから日本まで約5600キロ。さらに広島、大阪へ移動すると約560キロ。計約6160キロの移動で3試合の強行軍だ。22年W杯カタール大会への厳しい道を進みつつ、残り1年を切った東京五輪でのメダル獲得というミッションも。兼任監督ならではのタフな日程をこなしていく。【岡崎悠利】