日本代表の森保一監督(51)が29日、28日に優勝候補のアイルランドを撃破したラグビー日本代表に敬意を表した。

J1湘南-清水戦視察のためBMWスタジアムに姿を見せると「スポーツで日本が盛り上がることはすごくいいことだと思うし素晴らしいことだと思います」と声を弾ませた。

日本代表を率いる指揮官だからこそ、ファンの大声援に目を細めた。日本国内が一体となって代表を応援しているムードに着目。「選手、スタッフの頑張りはもちろんですけど、ピッチ内とピッチ外のサポーター、支援してくれた人たちの力が一体となって素晴らしい力を発揮している結果かなと思います」。サッカー日本代表も日々、サポーターら多くの人々の後押しを受けているだけに「(ファンの力は)大きいと思います。初戦の入りはそれがプレッシャーになっていたのかなと思いますけど、日本でのスタジアムでの大声援、メディアの皆さんを通して応援しているというのは現場に伝わっていると思いますし、現場で戦う選手やスタッフの力になっているのは絶対間違いないと思います」と、大声援を送るファンにも敬意を表した。

森保監督も目標としているW杯ベスト8を、ラグビー日本代表が一足先に成し遂げることへの期待値は、一戦ごとに高まってきている。「切磋琢磨(せっさたくま)して、お互いのスポーツから日本を盛り上げられるようにしたい。ラグビーはこのままさらに上にいけるように頑張っていただいて、我々はスポーツ界の仲間として、一緒に盛り上げていけるように活動できればなと思います。僕らもしっかりラグビーとともに、ラグビーに続いて、日本を盛り上げられるようにしたい」とエールを送った。