日本協会は6日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選キルギス戦(14日、ビシュケク)と国際親善試合キリンチャレンジ杯ベネズエラ戦(19日、吹田)に臨む日本代表を発表した。メンバーを9人入れ替え、実質2チーム招集という異例の編成。森保一監督(51)は同時期に、国内で活動する東京オリンピック(五輪)世代のU-22(22歳以下)日本代表も指揮する。日本が「ONE TEAM」として世界を驚かせるため、今回は2チームを招集し、自身は3チームを指揮。この機会を最大限に生かす。

◆3チーム指揮する森保監督の大移動 10日に出国し、14日にW杯2次予選を戦うキルギスへ。試合翌日の15日にキルギスを出発し16日に帰国。そのまま関東から広島へ移動し監督を兼任するU-22日本代表に合流し、試合前日の公式会見と公式練習に参加。17日は午後0時50分開始の同コロンビア戦で、国内では五輪代表を初めて指揮する。試合終了後、すぐ大阪へ向かい、ベネズエラ戦に臨むA代表の練習に加わる。日本からキルギスまで約5600キロ。8日間で国内外の合計6000キロ超のハードな移動をそつなくこなし、3つのチームを指揮する。