東京五輪世代のU-22(22歳以下)日本代表が、同コロンビア代表と対戦し、0-2で敗戦した。A代表と兼任する森保一監督(51)が国内で初めて監督としてベンチに入った1戦を飾ることはできなかった。

序盤はU-22日本代表が押し気味に試合を進めた。7分にはA代表組のMF久保建英(マジョルカ)が中央付近からのドリブルで一気にペナルティーエリア前まで運び、反則を得て直接FKのチャンス。自ら左足で狙ったが、壁に阻まれた。

2分後の9分、今度は、同じくA代表でプレーしているMF堂安律(PSV)。敵陣内での鋭いプレスで1対1で相手ボールを奪い、ドリブルで前進。ユニホームを引っ張られて反則を得てこちらも自ら直接FKを狙ったが、わずかに枠上へ外れた。

その後は逆にコロンビアにチャンスを許すシーンもあったが得点は許さず、互いに無得点で前半を終えた。

後半開始と同時に、1トップのFW上田綺世(鹿島)に替えてFW小川航基(水戸)を投入。しかし2分、U-22コロンビア代表に先制された。ペナルティーエリア内にできた中途半端なスペースをつかれ、FWルイス・サンドバルに右足で蹴りこまれた。

13分、さらに追加点を許した。左サイドからカウンター気味に速攻を受けるとドリブルでゴール前まで持ち込まれ、最後はMFフアン・ラミレスに左足で決められた。

17分、U-22日本代表はDF岩田智輝(大分)に替えてMF三好康児(アントワープ)、DF菅大輝(札幌)に替えてMF原輝綺(鳥栖)をそれぞれ投入。陣形を3-4-2-1から4-2-3-1へ変更し、2列目は左に久保、トップ下に堂安、右に三好という立ち位置になった。

2列目の3人は時折ポジションを入れ替えてパスを引きだそうとするも、決定機はなかなか訪れず。35分には左サイドで久保と堂安が近い距離でパス交換しゴールに迫ったが、堂安の右足シュートはGK正面だった。続く36分にはロングパスに抜け出したFW小川がGKと1対1となるも、左ポストに直撃させて決めきれず。最後まで得点を奪えないまま、90分を終えた。