U-24アルゼンチン代表戦(26日・味スタ、29日・ミクニワールドスタジアム北九州)に臨む東京オリンピック世代のU-24日本代表のメンバーが19日、日本サッカー協会から発表された。

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03年生まれのサガン鳥栖の17歳DF中野伸哉が、6歳上、97年以降生まれの東京五輪世代に大抜てきされた。本来U-18世代で、21年の日本協会の編成ではU-20、U-22をすっ飛ばしての“飛び級”招集。左利きで左サイドバックが主戦場だが、右足のキックも正確で複数ポジションをこなす。今季もリーグ戦全5試合に先発。横内監督は「アシスト等の活躍は非常に目立つ。ここに入ってこられるメンバーだと思った」と太鼓判を押した。

中野はクラブを通じ、選出の喜びとともに「選出されたことで満足せず、いいものを吸収し、遠慮せず自分のプレーをしっかりと発揮して頑張ってきます」とコメントした。24年のパリ五輪世代(01年以降生まれ)でもある17歳。鳥栖の超新星が、中田氏や香川というビッグネームより若い史上最年少、高校生では初の五輪出場へ、大きなチャンスをつかんだ。