サッカー日本代表の森保一監督(52)が29日、オンラインで30日のW杯(ワールドカップ)カタール大会・アジア2次予選モンゴル戦(フクアリ)に向け公式会見を行い、25日の韓国戦のメンバーを軸に戦うことを明かした。

モンゴルとは19年10月に戦い、6-0と大勝している。しかし、指揮官は「格下相手だろうと思うかも知れませんが、公式戦」と位置づけを示し「大きく韓国戦から変えようとは思っていません。システムも基本的には韓国戦でやった形でスタートしたい」と構想を明かした。交代枠は親善試合と同じ5人。交代枠をうまく使いながら初招集選手の起用や、試合の展開によっては3バックも試す可能性も示唆した。

指揮官は常に大きな試合の後の戦いの難しさを口にしている。韓国に快勝した後の試合で、相手は既にW杯の道が断たれている相手だが「勝って当たり前のチームとして対戦するほど難しいことはない」と気を引き締める。「選手たちが試合の中で自分たちの個々の役割を100%発揮し、強度も相手に合わせることなく、スタートから持ち続けて、モチベーションを内向きに発揮してくれることを臨んでいる」と、各選手がチームと自分自身に矢印を向けて戦うことで、チームと個人の成長を促す考えを明かした。