大阪で合宿中の日本代表DF長友佑都(34=マルセイユ)が8日、ワールドカップ(W杯)4大会連続出場に改めて強い意思を示した。オンライン取材に応じ「今までも定めた目標は多く達成してきた。22年(カタール大会)に向かって突き進む。自信がある」と川口能活、楢崎正剛の両GKに続く4大会連続の23人入りに照準を定めた。

そのために現在の練習は「フィジカルに絞ってきたが限界がある。ピッチで生かすには頭、脳で理解しないといけない。それをどう技術で生かすか、フランスで取り組んでいた」。

今回の代表合宿では午前中に映像で戦術的な勉強、ストレッチ、午後は筋トレ、チームの全体練習、その後に技術的な個人トレを行う。Jリーグの映像では、得点を重ねる外国籍選手のゴールへ向かう軌道を研究。自身の日課は「相当レベルが高い」と断言する。MF古橋ら若手が、長友に助言を求める場面も多い。

11日の親善試合セルビア戦で、先発が有力視される大ベテランは「今までの2次予選とは、まったく違うサッカーになるし、厳しい試合になる。相手が強いからこそ、自分たちの立ち位置を考えて戦いたい」。7戦全勝中のW杯アジア2次予選とは違う、ストイコビッチ監督率いる欧州の強豪との真剣勝負に目を輝かせた。