日本代表MF守田英正(サンタクララ=26)が10日、セルビア代表との11日の親善試合に向けオンライン取材に応じ、自身初めての欧州の代表チームとの対戦に強い意気込みを見せた。

川崎フロンターレからポルトガルに移籍し約半年。「ポルトガルで自分がどれだけできるようになったか試される場。ここで活躍して貢献できれば、その先の自分の可能性につながる。見せ場だと思う」と話した。特に個で打開や突破する局面を見てほしいと自負する。

ポルトガルでは、自身が生きるため、川崎F在籍時以上に「もっとこうしたい」「こうした方がいい」などチームメートに積極的にコミュニケーションを図るようになった。「人を生かす、人に合わせることも得意だが、自分が活躍するために認めてもらうためには自分を生かしてもらうことが必要だと感じた」。

できる限りの英語と、翻訳アプリやコーチから借りた戦術ボードや映像を使いながら、チームメートとの関わりを深めた。「コミュニケーションで話す、伝えることが出来るようになった」と話す。

川崎Fでは相手のやりたいことや意図、相手の嫌がるプレーを瞬時に見定めプレーすることを培った。「川崎で3年積み重ねたものがキャリアにも響いているのは実感している。今いるリーグ、クラブでは率先してゲームプランを立てる役割を担えているし、そこは通用している部分。代表の中でも還元している」と、セルビア相手にゲームを読む力を発揮する考えだ。