森保ジャパン(FIFAランク28位)は、ストイコビッチ監督率いるセルビア代表(同25位)に1-0で勝利した。

後半3分、MF鎌田の右CKをニアサイドのDF谷口が頭でそらして、ファーサイドにいたMF伊東が右足で押し込んだ。

森保監督は決勝点を決めた伊東について、「チームの武器になる仕事をしてくれた」と、攻守両面での献身ぶりを高く評価。「攻守共に思い切って、アグレッシブに良さを出してくれた。前線にボールが入らない時間も、我慢強く守備のためにプレーしてくれた。チームで埋めないといけないスペースを、献身的に頑張って埋めてくれた」とたたえた。

後半19分には、伊東のクロスを中央のFWオナイウが合わせてゴールが決まったかに見えたが、オフサイドの判定となった。きわどい判定に森保監督は「幻のゴールとなったが」と強調した上で、アシストした伊東のプレーを「1-0とリードしている中で、背後へ抜け出してクロスを送ってくれたところは、彼の良さが出ていた」と称賛した。

デビュー戦で惜しくも“ゴール未遂”となったオナイウは、後半開始からの出場で存在感を発揮した。森保監督は「前半、もう少し(ボールが)収まったり、落ち着いて相手の嫌がることができれば…と思っていたところで、(オナイウは)トップでボールを収めて、DFの背後に抜け出したり、普段やっていることを代表でも出してくれた」と評価した。