日本サッカー協会は18日、都内で、東京オリンピック(五輪)に臨む、なでしこジャパン18人の登録メンバーを発表した。ベテランDF鮫島彩(33=大宮)が落選し、18人の中で五輪を含む世界大会を数多く経験しているのはDF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)、FW岩渕真奈(28=アーセナル)の2人だけとなった。

世界大会の経験が少ないメンバーとなったが、高倉麻子監督は「メンバーを絞り込む中で、若い選手の台頭は大きななでしこの力になった。若い世代の選手の多くがU-17、U-20ワールドカップ(W杯)で世界一になった経験を持っている。フル代表とは次元が違うが、物おじするとは思えない。世界でA代表で戦ってきた選手は少ないが、若い選手に伝えながら、経験の部分のマイナスは補っていけると考えている」と前向きだった。