サッカー日本代表MF鎌田大地(25=フランクフルト)が5日、オンライン取材に対応した。22年カタールワールドカップ(W杯)のアジア最終予選で黒星発進となったチームは8日(現地時間7日)に、カタール・ドーハで2戦目の中国戦に挑む。

鎌田の一問一答は、以下の通り。

-オマーン戦を振り返って

鎌田 初戦は僕にとっても、チームにとっても、すごい難しい試合だった。難しい中でも、勝ちきることが出来れば良かったけど負けてしまった。結果はどうしようもない。これからの試合で、勝ち続けて、あの初戦の負けがあったけど、そこから変われたと言えるようにしたい。僕自身は最終予選は初めてだった。どういう感じか想像できなかったけど、どのチームも熱い気持ちがあるんだな、と思いましたし、どのチームも簡単な試合にはならない。そう思った。僕たちも、気持ちの面、頭の部分で切り替えて、やっていく必要があると思いました。

-独特の難しさという部分では、オマーン戦の試合前は、もっと日本は出来るというものはあったのか。相手の気迫は想像以上だったのか。

鎌田 そういう部分もあるし、最終予選だけではなく、俗に言う日本の方が格上というチームで、代表に限らず、フランクフルトでも3部に負けたり、下のチームとやる上で難しい試合になることは、どこでもあり得る。難しさを、年間に数試合に感じる1試合だったのかなと思う。

-次に向けて、やるべきことは。コンディションなどで

鎌田 シンプルにいい食事、いい睡眠を取って、トレーニングに全力で臨むことが一番。初戦に関しては、おのおのが悩みがあったり、そういうのはクリアになったと思う。ここはヨーロッパに近い時差でもあるし、次の試合に関しては本当に言い訳にはならない。そういうものは、次の試合に問題ないと思う。

-中国戦にどう改善すれば良いか

鎌田 まず、一番のストロングポイントというか、意識している「取られた後の切り替え」とか、自分たちが今まで大切にしてきたことが薄れていたりしていた。いい守備をして、いい攻撃につなげることが大事。

-初戦では、ボールが入らなかった

鎌田 難しいものはあった。年間、試合をしていけば、格下のチームはああいう展開になる。何も出来ないではなく、1チャンスでゴールを狙ったり、0で進むと難しい。1点でも取れれば、だんだんと変わった展開にもなる。自分に出来ることをやる必要がある。

-真ん中を締められると、システムを変えた方がいいような気もするが

鎌田 システムを変えることは1つですが、僕がどうこう言うことではない。全ては監督が決めること。監督が決めたことを信じてやることが僕らの役目。

-中を固めた相手を、どう崩していく

鎌田 僕自身も、チームとしても、今日の練習、明日の練習でやっていくことですけど、チームとしてやることを全うするべき。足元で触れなくて、ラインも低くて裏に抜けられなくて、僕自身が大迫君だけではなく、簡単にクロスを上げて、飛び込むのも1つの手だし。シンプルに中を固めてくる相手には、サイド攻撃も有効だと思う。クロスに入っていくことも大事かなと思います。

-中国戦に向けて、要求していきたいことは

鎌田 僕自身が要求するよりも、さっきもしゃべっていたのは、チームがあれだけ(守備を)固められると、サイドだけではなく、サイドを狙うから中も空くし、周りのフォローの仕方だったり、そういうことをチームとしては、しゃべっていた。2タッチ、3タッチだと食われてしまう。固められると1タッチで、局面も変えられる。狭い空間でプレーするには、1タッチでプレーすることだと、みんな思っていますね。

-初戦は距離感があまり良くなかった

鎌田 選手としては、外から、上から見れば、簡単に分かることですけど、中にいる身としては難しさはあった。もう少しね、自分たちがどういう状況か把握できれば、改善できたと思いますけど。ビデオで見るとこうだったと思いますけど、ピッチの上でいち早く感じて修正できれば良かったと思います。

-ずっと2列目は、南野、鎌田、伊東だった。初戦は南野に代わって、原口が左に入った。また久保との共存は

鎌田 原口君との相性よりも、全員が良くなかった。チームとして、うまくいっていなかった。いろいろ全てにおいて、良くなかった。個人、個人でイージーなミスも多かった。個人として、みんなが良くなかった。相性に関しては、やりやすさは感じますし。誰とやっても、やりやすいと思う。久保は共存は誰とでも出来る。チームとしての、戦い方を選手同士で合っているのかはあるけど、僕自身は誰とやってもうまく、やれると思っている。トップ下でなくとも、他のポジションでも、やれると思っている。