サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦(10月7日、ダッカ)・オーストラリア戦(同12日、埼玉スタジアム)に臨む日本代表が28日、発表された。

日本にとっては、現在2連勝で上位2チームのサウジアラビア、オーストラリアとの対戦は前半戦のヤマ場となる。現在B組4位の日本(1勝1敗=勝ち点3)は、ここで連勝するか、つまづくかで本大会出場の道のりは大きく変わる。その10月シリーズの初戦、2位のサウジアラビア(勝ち点6)の近況は次の通り。

◆サウジアラビア コートジボワールやモロッコなどの代表チームの指揮官を歴任したフランス人のルナール監督が率いる。2次予選は6勝2分けと負けなしで、最終予選も2連勝。計8勝のうち7勝が3得点以上の勝利となっている。アルヒラル、アルナスルの選手を中心に全員が国内組。連係は抜群で攻撃的なパスサッカーに磨きをかける。前回大会の最終予選で日本守備陣を苦しめたFWのF・ムワラドの突破力は健在だ。日本との過去の対戦成績は通算4勝1分9敗。