22年ワールドカップ(W杯)カタール大会への出場が決まった日本が、組み合わせ抽選で第3ポットに入ることになった。

ポット分けは1次リーグの偏りをなくすために行われる。31日に発表される国際サッカー連盟(FIFA)ランキングの上位から、第1~4ポットに振り分けられる。

開催国カタールと上位7チームが第1ポットに入り、同じポットは1次リーグで同組にはならない。続く8チームが第2ポット、その次の8チームが第3ポットに入る。第4ポットはランキング下位5チームと、欧州予選プレーオフ勝者の残り1チーム、大陸間プレーオフ(6月開催)の勝者2チームが入る。

日本は現在FIFAランクで1549.82ポイントの23位。FIFAが設定したポイント計算式に当てはめると、W杯予選ここ2試合でオーストラリアに勝利し、ベトナムと引き分けたことで次回ランキングでは約4ポイントの上積みしか見込めない(対戦相手によって上下するが、W杯予選は1試合につき25点~マイナス25点が得点となる。同様に親善試合は10点~マイナス10点までの得点がある)。

そのため日本より1つ上のランクのイランも上回ることができない見通しだ。この日、日本より上位のポルトガル、セネガルが本大会出場を決めたため、第1ポット、第2ポットが埋まってしまった。

現時点でポット分けは以下の通りとなる。(※はポット未確定。メキシコと米国は本大会出場自体が未定。だが現地30日=日本時間31日の試合で少なくともどちらかのW杯出場が決まる。いずれにしても日本よりFIFAランクは上になる見通し)。

 

▽第1ポット=カタール、ブラジル、ベルギー、フランス、アルゼンチン、イングランド、スペイン、ポルトガル

 

▽第2ポット=オランダ、デンマーク、(メキシコ)、ドイツ、(米国)、スイス、ウルグアイ、クロアチア

 

▽第3ポット=セネガル※、イラン、日本、モロッコ、セルビア、ポーランド、韓国、チュニジア※

 

▽第4ポット=カナダ※、カメルーン、エクアドル、サウジアラビア、ガーナ、欧州予選プレーオフ勝者(ウェールズとスコットランド-ウクライナの勝者が対戦して決定)、大陸間プレーオフ勝者2チーム