サッカーU-23アジアカップ(ウズベキスタン)で3位となったU-21日本代表の大岩剛監督(49)が19日、オンライン取材に応じ、大会を振り返った。

日本は18日の3位決定戦で、U-23オーストラリア代表に3-0で快勝。目標の頂点には届かなかったが、最終戦を白星で締めた。中2日で6試合を戦い抜く日程を終え「選手が本当にタフに戦ってくれて、チームとして戦ってきたからこそいろんな経験ができた」と振り返った。指揮官が就任当初から掲げてきた「タフさ」を、選手たちはまた一つ身に着けた。

大会終盤には選手5人がコロナ陽性となる事態もあったが、選手を入れ替えながら、それぞれが役割を果たし一丸で戦い抜いた。「選手全員で戦うこと、ぶれずに選手自身が、1試合1試合全力で勝ちに行く準備を、非常に前向きにやってくれていた。それがあってこその成績だと思う」。この世代にとって初のAFC主催の国際大会。約3週間ともに過ごし、チームの戦術やスタイルを浸透させる時間にもなった。

9月のアジア大会は延期となったが、今後は11月に海外遠征が予定されている。「できるだけ厳しい条件、厳しい相手とやることによって、問題が出てトライしてエラーして、またトライするという繰り返しだと思う。積み上げていくのが理想かなと思います」。パリ五輪へ向けて、もっとタフな経験を積み重ねていく。