森保ジャパンに頼れる“皇帝”が3日間限定で参戦した。日本代表の前主将であるMF長谷部誠(38=Eフランクフルト)が、急きょ22日の練習からチームに合流。

すでに代表から引退しているだけに、選手としてではなく、過去の経験などを伝える役目となる。

フランクフルトのオフ期間を利用して、3日間、代表チームに帯同する。この日は練習の様子をスタンドから見守った。23日の米国戦はベンチには入らないものの観戦する。食事の時間などに、自らの思い、感じたことを選手たちに伝えていく。

Eフランクフルトでカイザー(皇帝)とたたえられる。日本代表のキャプテンマークを巻いて18年ロシア大会までW杯3度出場。国際Aマッチは主将としては日本代表最多の81試合に出場した。その経験は選手たちへの金言となることは間違いない。

直近では13日の欧州チャンピオンズリーグ、マルセイユ戦でフル出場し、無失点での勝利に貢献した。まだ現役で、現主将のDF吉田麻也とも信頼関係があることも心強い。日本協会の反町技術委員長は「指導者の勉強もされているので、その目線で戦いぶりを見てほしいし、経験値もある」と助っ人参戦を歓迎した。