日本代表森保一監督(54)が川崎フロンターレ-ヴィッセル神戸戦を視察した。

11月1日のワールドカップ(W杯)カタール大会のメンバー発表へ向け、神戸FW大迫勇也(32)の現状を直に確認したとみられる。試合後に取材に対応。一問一答は、以下の通り。

 

-大迫がフル出場

森保監督 はい、状態を、コンディション的なところを確認できましたし、前半はなかなかボールが入らなかったと思いますけど、後半ボールが入ってきたときに彼の良さである、前線でボールを収めて起点になって周りを生かすというプレーは、彼の良さが出ていたかなと思います。

-どれぐらいまで戻った

森保監督 そうですね、Jリーグとブンデスと、またいろいろと違うとこもありますし、彼自身のコンディションは戻ってきてるなというのは確認しました。

-川崎Fの日本代表のDF谷口、山根については

森保監督 それぞれ良さを発揮して、9月に代表に招集させてもらった川崎の2人も、谷口は守備のオーガナイズをしっかりしながらチームが崩れることなく最後、勝利という結果に導くという、キャプテンシーを発揮していたと思いますし、ミキ(山根)に関しても守備をしながら、決定的なポストに当たるシュートを放ったところなどは、彼の持つ攻撃力の良さというものをこの2試合でも発揮できていたかなという風に思っております。その他の選手についても代表でプレーすることであったり、ワールドカップでプレーすることを、まだまだ諦めずに戦ってくれてるというふ風に思いますので、しっかり、そういうところは、選手たちの気持ちくみ取りながらまた選考につなげていきたいなっていう気持ちになりました。試合においても両者とも勝利を目指して攻撃的なアグレッシブないい試合は見られたので、まず何よりもそこが良かったかなと思いますし、今日は川崎のホーム最終戦だと思いますけど、こうやって多くのサポーターの皆さんがJを見てまたサッカーが魅力的だなと思ってもらえるような試合だったなと、すごく良かったなと思います。

-大迫はけがの心配もなさそうで、かなり状態が良さそうだが、日本にとってもうれしい状況

森保監督 そうですね、はい、はい、おっしゃる通りです。ただ同じライバルとなるポジションにもいい選手がいるので、そこはもう1度、選考のミーティングでしっかりとしたスタッフで考えて決めたいなというふうに思ってます。ただ、本人のけがが良くなっておそらく何て言うのか、本人自身も思い切ってプレーできるようになってるということが、何よりも見られて良かったなと思います。

-監督の中ではもうある程度決まっているか?

森保監督 もちろん。ある程度決まってます。でも全部ではないですけど、ある程度は決まっている。そこで何人かの選手、いくつかのポジションではもちろん最後に、最終的にどうするかというところは、決まっていないとこがあるので、そこは最後、発表の前にスタッフミーティングをして、自分でも最後の最後まで考えたいと思います。あまり決まってないっていうところもありますけど、ある程度決まっているということを、これまでも話をさせていただきましたけど、4年間の積み上げであったり、これまでチームの活動に自己犠牲を払って、チームでも、いろんな代表活動の後にチームに戻ったときに、ポジション確約されてなかったり、外されたりとかしてる中でずっと日本のために戦ってきてくれた選手たちがたくさんいる中で、全然何も決まってないっていうのは、それの方が4年間の積み上げとしては、おかしいところがあると思いますので、大体のところはイメージを持ちながら最後の、先ほど言いましたけど、数人の選手ポジションっていうところを、ワールドカップを戦う上でどういうふうに人選をしてチーム作りをしたらいいのかっていうことをあらゆる想定をして最後に選手を選びたいです。

-最後の3日間は寝られなそうか。最終チェックで夜通しか

森保監督 ああ、いつも通りですかね。夜通しかどうかわからないですけど、でも、自分も自分の健康状態が悪くなると、それは、いい仕事もできなくなると思いますので、休むときはしっかり休んで、仕事するところをしっかり仕事していきたいと思います。これまでも自分のできることで、チームとしてスタッフとしてやれることは全力を尽くして、最善のことをやっていきたいと思いますんで、そこは、もう最後だからといって何か特別なもの、ことをやるのではなくて、これまでやってきたこと、チームのために選手のために、そして日本のサッカーのために考えて、最後に結論を出したいなと思います。

-最後のスタッフミーティングは当日の午前中か

森保監督 10月31日です。