日本代表の森保一監督(54)が、世界一となった侍ジャパンに感謝の気持ちを示し、奮い立った。千葉市内での日本代表合宿3日目、一部非公開で行った練習後に取材対応。「いち国民として、応援しました。世界一の目標を持ってWBCに臨んで達成したのは、簡単なことではない。頑張りに、国民の1人として勇気と感動と喜びをもらった。感謝したい」と口にした。

9日の開幕戦で侍の背番号1のユニホームを着て、始球式に登板した縁もある。決勝の米国戦の開始が、チームの朝食時間と重なったため、千葉県内の宿舎で途中からテレビ観戦。ともに戦った。

試合前の大谷の「憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」の言葉にも反応。「チームのため、仲間のため、日本のために頑張ることを発信できることは素晴らしい。日本のために戦うことが、何より一番にならないといけないし、(大谷は)そこを確認したことが素晴らしい」と感服した。

栗山監督は「野球って本当すごい」と話した。共感し、刺激された。「野球はすごい。僕も小学5年生まではプロ野球選手を目指していた。スポーツ全般が頑張ることは、日本の社会に必要なもの。我々も野球を見習って、日本に勇気と感動を届けられるようにしたい」と話した。【盧載鎭】