森保ジャパンが、新たなメンバーでDFラインのレベルアップを図る。吉田、長友、酒井、冨安ら、これまでの主力が、チーム事情や負傷など個人的な理由で今回、招集されなかった。W杯カタール大会後、世代交代が課題として挙がる中、3年後のW杯へ、特にDFラインの若返りと強化が必要となる。

ウルグアイ戦を翌日に控えた練習前、森保監督は「(W杯で)ドイツ戦とスペイン戦は最初から受けるつもりはなかったけれど、試合になると受ける展開になった。そこを粘り強く後半につなげた。今回は、相手がプレッシャーをかけるような試合の中で、受けるところは受けて、スタートからアグレッシブに戦えればいい」と話した。

DF陣にはW杯カタール大会より1つ上のレベルのスキルを要求した。森保監督は「奪って素早く攻めるのが基本ですが、ボールを握って攻撃を仕掛けることもチャレンジしたい」とも話した。DF陣は、守るだけではなく、積極的に相手攻撃を封じて、素早い攻撃につなげることを要求。さらに状況によっては、遅攻の起点としてボールを回しながら隙を見つけていくことも求めていく。

26歳でDF陣最年長選出となった板倉滉は「最年長かって思ったのが正直なところ。でも年齢は関係ないし、僕としてはW杯を経験しているし、中心になっていかないといけない」。三笘や鎌田の個人技に加え、若いDF陣の動きにも注目だ。【盧載鎭】