日本代表の森保一監督(54)が横浜FCとアビスパ福岡の試合を視察した。お目当ては得点ランク1位(試合前)の横浜FCのFW小川航基(25)。小川は0-1の前半アディショナルタイムに、味方が得たPKでキッカーを務め、ゴール左下に決め、今季5得点目を挙げた。

試合後、取材に応じた森保監督は、視察の目的の1つが小川だったことを明かし「今節までのJのトップスコアラーですし。代表のストライカーはいい選手がたくさんいる。そこからまた選んで、だれが出てくるかは見ていきたい」と話した。

小川は東京オリンピック(五輪)世代のエース候補だった。19年12月の東アジアE-1選手権では、小川は香港戦でA代表デビューしハットトリック。しかし、東京五輪には落選し、A代表からも遠ざかっている。世代別代表の時から小川を見てきた森保監督は「強みの部分が整理できて得点につなげている所、得点だけではなく、起点や守備の部分でハードワークするところはどんどんレベルアップしている」と話した。

また、3月の日本代表活動に招集された湘南ベルマーレのFW町野は4得点を挙げた。同時間帯の試合で、得点場面は見ていないが、森保監督は「前半だけで4点はなかなかできることはない。日本代表のFWとして見れば、すごく頼もしい。チームの中でまずは存在感を発揮してチームを勝たせる存在であってほしい。帰ってチェックしたい」と話した。