U-20ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会(5月20日~6月11日)に出場する日本代表メンバーが11日、ブエノスアイレスに向けて出発した。

出発前、空港で取材に応じた岡山MF佐野航大(19)は「どこのポジションをやるにしても、決定的なチャンスをつくったり、アシスト、得点の部分を本当にこだわっていきたい。チャンスメークは1つの武器。そういうところを見せていければ」と強い決意を口にした。

3月に行われたアジア杯後、岡山で同25日の千葉戦以降、リーグ戦全試合に先発出場。自信も増した。「チームとして結果はなかなか出なかったですけど、自分は帰ってから、徐々に自分のリズムをプレーを取り戻して、最近はいいプレーができている。自分のペースで左右されずにプレーできている。この波に乗ってしっかり結果を残したいと思います」と代表に還元するつもりだ。

複数のポジションをこなせる器用さは、フィールドプレーヤーが18人にしぼられた代表でも大きな力となる。「与えられたポジションを100%やることが大事かな。いろんなポジションできるのは武器の1つ。柔軟にやっていきたい」と自然体で構えている。

長時間の移動が負担になるが、「とりあえず寝る」と対策を明かした。ドラマもダウンロードしてきたといい「先輩の桜川ソロモン選手からオススメされた映画と『LUPIN(ルパン)』っていう海外のNetflixでやっているドラマをダウンロードしました」。休息、リフレッシュも取り入れつつ、目標の世界一に向かっていく。

11日に東京を出発したチームは、12日にブエノスアイレス入りし、15日には開催国アルゼンチンとの練習試合を予定している。21日に初戦のセネガル代表、24日に第2戦コロンビア代表、27日に第3戦イスラエル代表と戦う。