【ドーハ24日=佐藤成】日本(FIFAランキング17位)がインドネシア(146位)を3-1で退け、組2位で決勝トーナメント(T)に進出した。

アジア杯デビューとなったDF町田浩樹(26=サンジロワーズ)が安定したパフォーマンスをみせた。

ここまで2試合出番がなく、「だいぶ試合から遠ざかっているので、もちろんギラギラしたモノは持っています」と話していた町田は、得意の競り合いで相手FWを封じ、ビルドアップでも左足から放たれる長短のパスでリズムを作った。ただ「個人でには全然満足してない」と浮かない顔。「できるだけ前で前でつぶそうと意識はあったけど、その分、僕も、中盤も入れ替える部分もあった。そこはアジャストしていけるところ。今後はもっとうまくやれる」とした。

それでもチームの勝利を喜んだ。「いい切り替えのシーンあった。練習してきたこと、やってきたことを出せた」と手応えを示した。

失点シーンは、自身がマークしていた6番の選手を捨ててクリアにいったが、MF南野拓実(モナコ)と被り、6番に決められた。「僕がボールにチャレンジしてしまった。そこで6番がフリーになった。拓実くんをつぶしてでも僕が弾かないといけない。行かないなら相手をつかまないといけない。ロングスローは事故狙いというのがある。そこは少しずつ詰めてやっていけたら」と反省を口にしていた。