6月に開幕するFIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会への始動日を迎え、DF長友佑都(39=東京)がギラついた。アジア初となる5大会連続5度目の出場が迫る中、国内合宿がスタート。「4年間待っていたからね。細胞が10歳ぐらい若返っています。リアルにマジで。全然違います」とうずいた。
初日から長友ワールド全開だった。所属クラブの事情で集まったのは13人だけだったが、この男がいるだけで明るくなる。声で盛り上げるだけでなく、練習メニューではラストプレーで絶好機を外して爆笑をさらった。毎度話題になる髪色について「今回は黒でいこうかな…頭皮と相談します」と報道陣も笑いの渦に包んで去るなど、ピッチ内外で大舞台への機運を高めた。
3月14日に右太もも裏を肉離れ。その日に妻でタレントの平愛梨から「またみんなを心配させて、全部注目浴びて復帰してW杯で暴れるんでしょ」と励まされた。W杯行きが危ぶまれる中、家族の献身的な支えもあり、直前に復帰してメンバー入り。「もう100%できる」と万全の状態で合宿に臨んでいる。
極限状態が続くW杯で困難は必ず訪れる。それを4度知る鉄人の存在は貴重だ。「対人のところも含めてやれる自信があるし、(日本の)ウィングバックの選手は攻撃的な選手が多い。そこは自分の守備で1対1に負けないとか、そういう特長は絶対生きる時が来る」。世界一への歩みが始まった。【佐藤成】

