サッカー女子のロンドン五輪出場権を懸けたアジア最終予選で3連勝したなでしこジャパンは、8日午後3時30分(日本時間同4時30分)から、中国山東省済南市の山東スポーツセンターで北朝鮮と対戦する。日本はこの試合に勝てば、3大会連続4度目の五輪出場が決まる。

 なでしこジャパンは7日、同市内で約1時間30分、北朝鮮戦に向けて最終調整。紅白戦では主力組に5日のオーストラリア戦の先発組が入った。4-5-1の布陣に変更し、守備的MF阪口夢穂(23=新潟)とDF陣の距離を確認する場面もあった。練習後には相手の俊足FWを警戒し、守備陣がラインの上げ下げをチェックした。

 北朝鮮は小雨の中、午後に約1時間、実戦形式の練習を行った。周囲からの視線を気にしてか、ユニホーム姿でプレーしていた主力組が、背番号を隠すために途中から練習着を羽織る一幕もあった。

 なでしこジャパンは、勝ち点9で首位に立ち、北朝鮮は2勝1分けの同7で2位。対戦成績はなでしこジャパンの通算5勝3分け9敗となっている。