来日した日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が11日、都内のホテルで就任会見を行った。

 多くの報道陣が詰めかけた会見場に、スーツ姿で登場。あいさつはスペイン語で行われた。「みなさま、こんにちは。今回、代表監督にお声をかけていただいてうれしく、また名誉なことだと思っています。南アフリカW杯後にも声をかけて頂いたが、個人的な事情で受けることができませんでした。その後も協会の方と連絡は取っていてその結果、ブラジルW杯後に再度アプローチをしていただいた」と冒頭で今回、代表監督に就任した理由を説明した。

 また、今後については「すばらしい国で、またすばらしい選手が多い国で監督ができることをうれしく思います。W杯ロシア大会にぜひ出場したいと思っています。また、私はユース世代の育成にも興味を持っています。目を配りながら、代表監督としての責任を果たしたい」と意気込みを語った。

 ともに日本協会の大仁会長も、あいさつを行った。「みなさまにも、新しい日本代表にご尽力いただきたい。4年後のロシアW杯を見据えて、アギーレ監督とさらなる高みを目指していきたい」と話した。

 原博実専務理事が、新監督を紹介した。「日本のサッカーを強くしてくれると信じている。4年前も彼と会って話をしているし、彼の指揮しているチームの試合も見てきた。W杯後の正式にオファーを出して、今日の日を迎えられたことはうれしい。ここからうまく彼をサポートしていければと思っている」と監督就任の経緯を説明した。