<フットサルW杯:日本3-6ウクライナ>◇11日◇バンコク・インドアスタジアム・フアマーク◇決勝トーナメント1回戦

 日本はウクライナに敗れ、8強入りはならなかった。

 FP森岡薫(33=名古屋)が、2ゴールと気を吐いた。0-6の後半10分、木暮の放ったシュートを、胸でコースを変える「神業プレー」でゴールネットを揺らし、反撃の口火を切った。1分後には、右サイドから2人を抜き去り、右足で突き刺した。

 Fリーグでは昨季MVPに輝くなど、トレードマークの金髪で「フットサルの本田圭佑」と呼ばれるほどの実力の持ち主。しかし、ペルー生まれの33歳は、今夏ようやく日本国籍を取得できたため、今回が初の日本代表招集。「もっと早く帰化できていれば、もっとチームにフィットできていたかもしれない。でも、みんな自分を理解してくれた。日本も世界からリスペクトされるチームになったと思う」。経験を糧に、今後もエースとしての活躍に期待がかかる。