W杯ブラジル大会限りでの退任を表明した日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が1日、羽田空港発の航空機でイタリアに帰国した。空港にはサプライズで主将のMF長谷部誠(30=フランクフルト)、DF内田篤人(26=シャルケ)が見送りに駆け付け、厚い信頼関係をうかがわせた。

 駆け付けた長谷部は「前日に、帰ると聞いたので。内田も一緒に行くと言ったし」と名残惜しそうだった。最後の抱擁の後には報道陣に背を向けて眼鏡を外し、そっと目元をぬぐった。それほどの信頼関係だったのかと問われると一瞬、言葉を詰まらせて「ともに戦ったので」と話した。またブログを更新し、ザッケローニ監督からサポーターへのお礼の言葉をアップするとともに「今日から彼とは友人です」と2ショット写真も掲載した。