スペインの強豪セビリアから移籍したセレッソ大阪の日本代表MF清武弘嗣(27)が、11日北海道コンサドーレ札幌戦(アウェー)で4年9カ月ぶりにJ復帰することが確実になった。

 10日は大阪・舞洲練習場で調整後に敵地へ移動し、右サイドでの先発が確実になった。J1での出場は12年6月30日の浦和戦(長居)以来1715日ぶりとなる。

 清武は「チームに一体感が出てきたし、練習も集中してやれている。この流れを明日の試合で出したい」と気を引き締めた。

 会場の敵地札幌ドームは、11年8月10日の親善試合韓国戦で代表デビューした思い出の場所だ。当時は2アシストを記録しており、清武は「気合を入れすぎずに淡々とやりたい。明日の試合はセレッソが変われるチャンス。泥臭くてもいい。とにかく勝ちにこだわりたい」と語った。

 尹晶煥監督は「90分間走れる体ではないと思うが、最大限、走れるところまで走って欲しい。ゴールにつながるプレーを出して欲しい」と期待をかけた。