創設133年目にして初優勝を決めたレスターが王者の貫禄を見せた。今季ホーム最終戦で3-1とエバートンに完勝。出場停止処分明けのイングランド代表FWジェイミー・バーディー(29)が2ゴールを挙げた。試合後には優勝セレモニーが行われ、日本代表FW岡崎慎司(30)も笑顔でトロフィーを掲げた。

 レスターの全3点にバーディー、岡崎の2トップが絡んだ。前半5分の先制点は、ゴール前への右クロスにバーディーが飛び込んで右足を合わせた。同33分の2点目は岡崎が起点。敵陣中央でボールを持つと右サイドのMFマレズへ展開し、折り返しをキングが蹴り込んだ。後半20分にはバーディーがPKを決め、今季得点をリーグ2位の24点に伸ばした。

 シーズンを象徴するような試合内容に岡崎は納得の表情を浮かべた。「前(攻撃陣)のポテンシャルは高いから、みんなも守りきったら何かあるだろうと思う。逆に後ろ(守備陣)には運動量があるやつやクロスに強いやつ、対人に強いやつがいて、みんなが信頼し合えた」と説明した。

 試合後には優勝トロフィー授与式も行われた。岡崎も笑顔でトロフィーを掲げ、その後はピッチを1周。だが、心中は複雑だった。「儀式みたいなのはあまり好きじゃない。優勝が決まった時の一瞬の興奮に比べたら。損な性格やなと思いますよ。うれしいという気持ちがすぐになくなるので。次にもっと結果を残したいと思ってしまう」と苦笑いだった。

 この試合で岡崎は後半17分にピッチを退いた。今季25戦目の途中交代。15日の最終戦チェルシー戦でも途中交代すれば、プレミアリーグのシーズン最多記録に並ぶ。試合開始から全力疾走した証しだが、その一方でフル出場できないもどかしさもある。「自分の立ち位置は自分が分かっている。ストライカーとして、能力やポテンシャルは、ほかのやつら(の方)が『すげぇ』と思う」。来季に向け最終戦もアピールの場だ。