ヘーレンフェーンMF小林祐希(24)はホームのフェイエノールト戦に先発したが、右太ももを痛め後半19分に途中交代となった。

 チームは前半18分、FWレザが自ら倒されて得たPKを決めて先制。しかし、地力に勝る首位のフェイエノールトの反撃を食らい、後半11分、25分に失点。逆転負けとなった。小林はMFトルンスビーとの連係で前半から攻守に渡って好プレーを見せていたが、前半28分に相手選手に倒され、その際に打撲した右太ももの痛みもあって後半19分に途中交代となった。

 ヘーレンフェーンは勝ち点37で8位のまま。勝ったフェイエノールトは同69で首位を独走する。試合後、小林の一問一答は次の通り。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)

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--足の状態は?

 「打撲なので2日くらいすれば大丈夫だと思います」

--ももかんみたいな?

 「ももかん。力が入らなくなっちゃたんで。しょうがないですね。それもサッカーなんで」

--2回目のファールを受けた時は、相当怒っていましたけど

 「演技です。はい。そういう姿勢を見せておけば、と思ったので。ちょっといつもあんまり感情を出さないでやっているから。たまには出してみようかなって。そしたらみんなが逆に「ユウキ、落ち着け落ち着け」みたいな感じになったので。あれ、いつもと逆だなと思って。でも、俺がたまには怒った方がいいかなと思っています」

--前半、相手の8番エル・アーマディにガチャっと当たられた時にモモカン入った?

 「ももかん。わざとじゃないと思うけど。多分、俺が起点で結構、良い形が作れていたから。一発行こうかなと言う感じで来たんだと思いますけど。来るのは完全に分かっていたし。ボールを受ける準備も出来ていたし。当たりどころがちょっと悪かったかなというだけです」

--前半と後半でフェイエノールトは修正してきて、前半ほどは後半はフリーになれなかった?

 「後半は相手どうこうと言うよりも、ちょっと俺もちょっと足を引きずりながらとか。みんな動きが。俺が前半は良かったから、だから、攻撃も良かったけど。俺がしっかりとあそこでボールを受けれないとああなっちゃうよなというのは、良くも悪くも俺が原因かなとは思います」

--前半、楽しそうだった

 「いやもう、必死なので、こっちは。こいつらを相手にでも、普通にやれるというか。それ以上のことを出せるんだなと。今日は比較的、前に行けたし。攻めるしかないと思っていたから。俺は、先週か先々週か分からないけど、言いましたけど、当たって砕けろと言うか。攻め合いで負けるんだったらしょうがないと思っていたので。今日は試合前にやることを2つ、攻撃で前へ出ていくこと、守備で球際のところでガッツリ行くこと。それだけ、そこに絞ってあとは何も考えずにやったので。みんなも同じだったと思うんですよね。相手がフェイエノールトだから、激しくハードワーク、まず走るってことを意識してやったと思うんで。それが前半は良い結果になったと思うんですけど。ただ、先制しちゃって逆に勝ちたい気持ちが強くなって後ろ、後ろってなったりいろんなボールが増えたり。それは俺らの課題かなと思います」