マンチェスター・シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督(50)が、プレミアリーグの過密日程を解消するために協会や関係者らを動かすにはストライキをするしかないと話した。23日付英紙サン電子版が報じた。

同監督は16年夏にイングランドで指揮を執り始めてから「年末年始の過密日程のファンだ」と公言してきた。だが終わりの見えない日程は一流選手らの健康状態を脅かしており、言葉だけでなく行動に移す必要があるかもしれないと考えているという。

グアルディオラ監督は「今週は、それほど忙しくない。ボクシングデー(キリスト教に由来した休日=12月26日)の試合は重要だ。プレミアリーグがスペシャルな理由の1つだ」と、年末の26日に試合をすることには賛成しつつ「問題は試合日程だよ。1年は365日しかない。代表戦も数多くあるし、いろいろな大会で試合も多い。解決すべき問題だ。選手は夏の間に2~3週間の休暇があるが、それだけだ。そしてシーズンが始まって試合の繰り返しだ。ひどいと思う。選手の健康が一番重要なことであるべきだ」と主張した。

さらにプレミアリーグのルールについて「この国では選手の交代枠が3人までしか使えない。他の国では5人だよ。なぜだ?」と触れ、「もし言葉だけで解決できないようであれば、選手と監督が団結してストライキとかをすべきだ。欧州サッカー連盟(UEFA)、国際サッカー連盟(FIFA)、プレミアリーグ、テレビ局のせいだよ。健康よりもビジネスが重要だと考えているからだ」と話した。

実際にストライキをするつもりかと聞かれたグアルディオラ監督は「このまま(リーグを)続けたいし、みんなをハッピーにさせたい。僕らは26日、27日、29日、30日、1月1日もスタジアムに行くし、試合をする。そうしたいと望んでいるからだ。それがストライキの理由じゃない。でもW杯、欧州CLもあるし、イングランド・リーグ杯の準決勝はホームアンドアウェーの2試合があって、FA杯もある。それから、プレミアはチーム数が多いから試合数も多いんだって言う人もいる。試合数が多いってことは、ホリデーの期間が減るということだよ」と答えた。(A・アウグスティニャク通信員)